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《無農薬農法×まちのマーケット》トノマチマーケット

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大切なことは、自然が教えてくれる。Iターンした篠山で自分の体が良いと思う農業をしながら、はじめたマーケット。ゴミを出さないマーケットとして地域のおじいちゃんおばあちゃんもゆったりと時間を過ごせるコミュニティに。

 

※こちらの記事は、篠山市移住定住促進窓口classoの2017年移住者インタビューに寄稿した文章を引用しています。

 

豊かな自然の中で自分と向き合い、心も身体も健康な毎日を過ごしたい。食の安全性への意識が高まると共に、農業をきっかけに篠山に移住して来られる方もいらっしゃいます。武内郁子さんもその一人。中でも武内さんは農薬や肥料を使わない、無農薬でのお米やお野菜づくりをされています。

 

 

無農薬の農法との出会い

 

神戸で働いていた時から約8年間、農業をしに田舎に来ていたんですよ。仕事は大体夜23時くらい毎日働いていて(笑)その分休日は思いっきり好きな事をしよう!って。たまたま紹介頂いた所が最初は篠山だったんですよね。

 

約18年間、国内大手メーカーのカーナビを製造する部門で働いていた武内さん。篠山には8年間前に農業を体験する為に訪れたそうです。当初は農薬も使う農家さんの所で農業ボランティアをしていたそうなのですが・・

 

農薬や化学肥料を撒く作業が、知識がなくても体が自然に嫌だなと感じたんですね。そこから有機農業、循環農法、色々見に行って。そして、奈良にある「赤目自然農塾」さんの耕さず草や虫を敵としない《自然農》に出会ったんです。その時、私の中で「一生これでやる」と心が決まり、また素晴らしい師にも出会い、3年間学びの場へと通いました。

 

自分の体や、心の声を真摯に受け止められているなという印象を受ける武内さん。笑顔も考え方も、話し方も全部、飾らず気取らず芯のある人だなと感じます。その後武内さんは篠山へ移住する事になるのですが、学んだ「自然農」で作業をしていると、近くのおじいちゃんが「わしらが小さい頃もそんなやり方しとったなあ」と声をかけられることもあるそうです。

 

 

全てが揃ったと感じた瞬間

 

農業に関わるようになってからずっと、田舎に暮らしたい・絶対こっちの方がいいのにと分かってはいたのですが、当時はちゃんとした会社で稼がないと生きていけない、安定収入は絶対必要だって思ってたんです。

 

田舎暮らしはしたいけれど・・、どうしても収入の不安はつきまといます。仕事はあるのだろうか?暮らしていけるのだろうか?と不安に思っていたそうです。そんな中、とある一言をきっかけに武内さんは篠山への移住を決めました。

 

友人が篠山から北海道へ移住するという事で「家空いたよ、おいで」と言ってくれて。それまで随分悩んでいたのに、何故かあっさり辞める事にしたんですよね。自分でもわからないのですが、全部が整った感じでした。

 

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自分らしい農業と、まちのマーケット。

 

移住してからの1年は、本当にお米の事だけをやろう、って決めたんですよ。田んぼに向かい合うというか、今だ、と自然が言っている瞬間に作業ができるようにしたくて。

 

春の田植えに始まり、夏の水の管理・秋の収穫まで、本当は情報や経験に頼らなくても自然が教えてくれる事なのかもしれません。そしてまた、武内さんは自然に田んぼの事を教わるように、自分が住む村でもある活動を自然と始めるようになります。

 

まちの公民館を使って、マーケットをやることにしたんですよ。きっかけはまちの人と話してて思いついたくらいなのですが、初開催は7月で、何故か田んぼの事をがっつりやって忙しい時期に始めましたね(笑)

 

一番忙しい時期ではあったのですが、直感に従うようにまちのマーケットを始められた武内さん。その様子を見て、自然農法の先輩が手伝いに来てくれたりもしたそうです。

 

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オーガニックってステータスとして消費されてない?という想いは以前からありました。本当にいいものを作ったら、そこで消費したらいいのではないかなと。今後は、まちのおじいちゃん・おばあちゃん達も自分たちで作ったお米やお野菜を売れるマーケットになれたら嬉しいなって思うんですよ。一次産業こそ豊かになってほしいって、そう思っていて。

 

移住してきて自分で作物を作るようになって、昔自分が仕事としてやっていた大量に作って、廃棄してという事の無駄も感じるようになったとお話してくれました。「自分で和菓子を作って販売したり、スイカも今年は作ってみたいんですよね」と、やりたい事を嬉しそうに語る武内さんを見ていて、とても自然で豊かな暮らしをされているのだなと感じる事ができました。

 

 

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Takaya.Adachi

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「tanbasasayama.com」ディレクター兼ライター。2011年に楽天株式会社を退社し篠山市へ移住。一般社団法人NOTEでの仕事や日本酒BARの経営・フリースクールの立ち上げなどを経て、現在ローカルPRプランナーとして丹波市・篠山市を中心に自治体や中小企業の情報発信のプランニングを生業としている。

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